家族限定の範囲とメリットは?


基本的に自家用の乗用3車種(普通、小型、軽四輪)の自動車保険では、「家族限定」という特約をつけることができます。 これは記名被保険者(通常は契約者と同じ)とその家族以外が運転中の事故は保険を使わない約束で、その代わり無事故割引後の保険料を3%割引するというものです。 (平成16年6月1日に改訂されました。それまでは無事故割引前の保険料に対して5%引き、もっと以前は10%だったのですが・・・)

ここでいう「家族」とは、次の範囲を指します。すなわち、
  @記名被保険者の配偶者(内縁を含む)
  A記名被保険者またはその配偶者の同居の親族
  B記名被保険者またはその配偶者の別居の未婚の子(同一生計か否かは問わない)
です。

ここで、上にある「別居の未婚の子」とは、たとえば親元を離れて通う学生や一人暮らしの子どもを指しますが、「未婚」とは一度も結婚をしたことが無いという意味ですから、離婚をして一人暮らしをしている子どもは対象になりませんのでご注意下さい。

また、「家族限定」をつけた契約でも、盗難中に起こされた事故は補償の対象となりますのでご安心下さい。

なお、損保ジャパンのリスク細分化保険[ONE-do]では、上記乗用3車種の他に自家用の小型貨物、軽4輪貨物、普通貨物(最大積載量2トン以下)、特種用途(キャンピングカー)についてもこの特約をつけることができます。 また平成16年6月1日の改訂で、家族限定の範囲をさらに狭めて本人又は配偶者のみに限定することによって、無事故割引後の保険料を8%割引するという特約もできました。